夏になると欠かせないクーラー。 猛暑の中では必要不可欠な存在ですが、実はクーラーによる「冷え」が、体調不良の原因になっていることをご存知でしょうか? 今回は、クーラーによって身体が冷えた時に起こる不調と、その対策についてご紹介します。 ◯クーラーで冷えるとどうなる? ➀血行不良 冷たい空気に長時間さらされると、血管が収縮して血流が悪くなります。 → 肩こり、腰痛、頭痛、手足の冷えが起こりやすくなります。 ➁自律神経の乱れ 外の暑さと室内の涼しさの温度差が大きいと、自律神経がうまく働かなくなります。 → だるさ、疲れやすさ、寝つきの悪さ、気分の落ち込みなど、夏バテのような症状が出ることも。 ➂ 内臓の冷え 特にお腹・腰まわりが冷えると、内臓の働きが低下しやすくなります。 → 便秘、下痢、食欲不振、生理不順や生理痛の悪化なども見られます。 ➃筋肉や関節の不調 冷えによって筋肉が硬くなると、ぎっくり腰や寝違え、関節痛のリスクも高まります。冷房が効いた部屋で長時間座りっぱなしのデスクワークは特に注意です。 ◯冷えやすい人の特徴 •冷え性の方 •女性や高齢者など筋肉量が少ない方 •ストレスや不眠などで自律神経が乱れやすい方 •長時間のデスクワークをしている方 ◯冷え対策のポイント •クーラーの風が直接当たらないようにする •室温は25~28℃を目安に調整 •足元を冷やさないよう、靴下やひざ掛けを活用 •寝る前の入浴(38〜40℃のお湯に10〜15分)で深部体温を上げる •温かい飲み物(白湯・生姜湯など)をこまめに取る ◯最後に 夏は熱中症に気をつけながら、“冷えすぎ”にも注意が必要です。 冷えを感じたまま放置していると、不調が慢性化してしまうこともあります。 「最近だるい」「肩こりがいつもより辛い」などの症状がある方は、冷えによる体調の変化かもしれません。 当院では、冷えによる不調への鍼灸や整体ケアも行っていますので、お困りの方はぜひご相談ください。