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【東洋医学で考える】夏の紫外線対策〜シミ・そばかすを防ぐ内側からのケア

石川
夏が近づくと気になるのが「紫外線」。
紫外線を浴びることで、肌にダメージが蓄積し、「シミ」や「そばかす」が目立ちやすくなります。

一般的には日焼け止めや帽子など、外側からの紫外線対策が知られていますが、
東洋医学では、体の内側から整えることが根本的な予防になると考えられています。

今回は、東洋医学の視点から見た紫外線対策と、肌を守る方法をご紹介します。

■ シミ・そばかすと東洋医学の関係

東洋医学では、「肝(かん)」「血(けつ)」「気(き)」のバランスが肌の状態に大きく関わるとされています。

以下のような状態は、シミ・そばかすの原因になると考えられています。
 • 肝の不調 → ストレスや怒りが溜まりやすくなり、血の巡りが悪化
 • 血虚(けっきょ) → 肌の栄養不足によって、くすみや色素沈着が起きやすくなる
 • 気滞(きたい) → 気の巡りが悪く、代謝が落ちてターンオーバーが乱れる

■ 東洋医学的・内側からの紫外線対策

① 肝を整える:ストレスケアで肌を守る

肝は情緒や血流のコントロールに関わります。ストレスが多いと肝の働きが乱れ、肌にも影響します。

おすすめ食材:
 • しそ・緑茶・柑橘類(レモン・グレープフルーツ)

おすすめ習慣:
 • アロマテラピー(柑橘系)
 • 夜更かしを避け、肝の時間(23時〜3時)にしっかり睡眠をとる

② 血を補う:血を巡らせて潤いある肌に

血虚の状態では、肌に十分な栄養が届かず、シミや乾燥が起きやすくなります。

おすすめ食材:プルーン・クコの実・なつめ・黒ごま・赤身の肉やレバー(適量)

おすすめ習慣:
 • 毎日の軽いウォーキングで血流を促進
 • 冷えを避け、下半身を温める

③ 気を巡らせる:代謝を促しターンオーバー正常化

気の滞りは代謝の低下につながり、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅くなります。

おすすめ食材: 玉ねぎ・にら・みょうがなど、香りのある野菜

おすすめ習慣:
 • 深呼吸やストレッチ
 • 朝日を浴びて体内時計をリセット

■ シミ・そばかすに効果的なツボ刺激

東洋医学では「経穴(ツボ)」を刺激することで、内臓や血流のバランスを整えることができます。
以下のツボは特におすすめです。

肝兪(かんゆ)肝の働きを高め、ストレスを緩和
背中、肩甲骨の下あたり(第9~10番目背骨の骨間から自分の親指で1.5本分外側)
三陰交(さんいんこう)血の巡りを整え、肌を潤す
内くるぶしから指4本分上の内側
合谷(ごうこく)全身の気の流れを整える
手の甲、親指と人差し指の間
ツボの押し方
1日1〜2回、ゆっくりと3〜5秒押して離すを繰り返しましょう。リラックスした状態で行うのがポイントです。

■ 最後に:肌は「内側の鏡」

肌のトラブルは、単なる外的要因だけでなく、身体の内側のバランスの乱れが現れているサインでもあります。
シミやそばかすを予防・改善したい方は、ぜひ東洋医学的な視点を取り入れてみてください。
紫外線を浴びるこの季節だからこそ、「食事・生活習慣・ツボケア」で内側から肌を守っていきましょう🌿