今回は、椎間関節性の腰痛についてご紹介していきます。
腰痛は様々な負荷から発生し、痛みを引き起こしている場所も様々です。その中でも、今回は椎間関節でトラブルが起きているケースをご紹介していきます。
椎間関節とは、椎骨（背骨一つ一つの名前で腰なら腰椎、首なら頸椎と呼ばれます）同士が上下で手をつなぐようにできている関節のことです。
そこでなぜ痛みが発生するのかと言うと、椎間関節には関節包と呼ばれる関節を保護する為の組織が、何らかの原因により炎症を起こすためです。
その結果、背骨の傍らにある筋肉の緊張へとつながります。
背骨に付着する筋肉の過緊張の抑制、日常生活における動作パターン再教育、骨格のポジションの修正がとても大切になります。
余計な筋緊張を抑制するためには、脊柱起立筋と呼ばれる後頭部から骨盤まで続く大事な筋群に対して、鍼治療やマッサージを行うことが有効です。
また、あお向けで寝た姿勢（最も姿勢維持の筋肉が脱力しやすい姿勢）で脱力できる状態にすることも最初の段階として大切です。
炎症を長引かせないためには自律神経の状態も非常に大切ですので、呼吸の適正化を図ることも大事になります。
お悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。
