スタッフブログ

スタッフブログ

東洋医学的視点から食欲が低下する原因とは?

石川
夏になると多くの人が食欲の低下を感じます。
これは冷たいものの摂りすぎや、暑さによる消化機能の低下が原因です。
東洋医学では「脾(ひ)と胃の機能低下」や「暑邪(しょじゃ)による気の消耗」と考え、
鍼灸で調整することが可能です。

夏の食欲低下の原因(東洋医学)
 • 暑邪(しょじゃ):夏の強い暑さが体内の「気(エネルギー)」を消耗
 • 脾胃の虚弱:脾と胃は食べ物の消化吸収を担う → 弱ると食欲が落ちる
 • 冷飲食のとりすぎ:胃腸が冷えて動きが悪くなる

食欲を戻すための鍼灸ツボ

中脘(ちゅうかん)
 • 【場所】:みぞおちとおへその中間
 • 【効果】:胃の働きを高め、消化不良・胃もたれに

足三里(あしさんり)
 • 【場所】:膝の下、脛の外側で指4本分下
 • 【効果】:胃腸を元気にし、全身の気を補う万能のツボ

脾兪(ひゆ)
 • 【場所】:背中の第11胸椎の左右、指2本分外側
 • 【効果】:脾の働きを整え、食欲・消化を改善

関元(かんげん)
 • 【場所】:おへそから指4本分下
 • 【効果】:気を補い、胃腸を温める

セルフケアのアドバイス
 • 冷たい飲み物・食べ物は控えめに
 • 温かいスープ・お粥・ショウガなど胃腸を温める食材を
 • 軽めの運動やストレッチで気の巡りを良くする
 • 食後に足三里を指圧するのもおすすめ

まとめ

夏の食欲不振は、東洋医学的には「気虚(ききょ)」や「脾胃虚弱」が原因です。
鍼灸でツボを刺激し、胃腸の働きを整えることで、自然と食欲が戻りやすくなります。